斎藤知事の背任容疑

第三者委員会が認定した時系列

補助金の決定

補助金は令和4年度は12億円

5年度は8億円の予算で制度が行われました

令和6年については、廃止するかどうかと言う話しがありました

令和6年11月9日産業労働部が約1億円の予算要求しました

11月14日に片山元副知事から「1億円では少ないんじゃないか、4億円程度で設計するように」と言う指示

11月16日に産業労働部は再度の4億円で予算要求

11月17日には財政部の部長において3億7千5百万円の予算査定が行われました

11月21日に知事査定で4億円に上がった

パレードの資金集め

9月22日パレードについての庁内のプロジェクトチームが発足。

10月18日から協賛金とクラウドファンディングの募集が始まったが低調

10月下旬から企業の協賛金の依頼を強化

11月14日、大阪府から兵庫県に「このままでは足りない。2千万円頑張ってくれ」と要請

11月17日午後3時前には資金調達の見通しが尽きました「もう無理に資金集めはしなくて良い」これが11月17日の3時前の状況。この時点では既に補助金は4億円に近い額3億7千5百万円の査定がされていた。ところが同じ午後3時台の後半になり大阪府から兵庫県に「さらにあと2千万円頑張ってくれないか」と言うふうな話があった

11月21日に片山副知事がある信用金庫の理事長に「信用金庫全体で協力してくれないか」と言うふうな要請を行いました。そのお二人の話し合いの中で、何とか信用金庫全体で2千万円の協賛金を拠出しようと言うふうな話しがありました。その話し合いを受けて、ある信用金庫の理事長が、県下の信用金庫に電話をし「分かりました」と言うふうなことで決まったと言うのが経過です

11月23日にパレードが実施されました

11月24日以降、各信用金庫から実際に協賛金拠出の申し込みがありました

第三者から見れば不自然

片山元副知事は補助金と協賛金の両者に関係しておりました、かつ決定的とも言える重要な役割をいたしました。ご本人からすると時系列を良く分かっていらっしゃいますから、この二つは別の問題だと理解できると思いますが、第三者から見ればどうでしょうか、外部から見れば関連があると見えてもおかしくないと思いました。

この件については、背任罪で告発がなされているようですから、最終的にはその結果を待たなければなりません、しかし、補助金の予算執行は、金融機関の中小企業に対する伴走支援についての報告書を提出した後でなければ金庫に補助金は支払われません。その意味で文字通りのキックバックはあり得ません。これを見返りとしても先ほど述べた時系列からすると、本調査委員会としては、両者にはその関係は無かったのではないかと考えております。

斎藤元彦・元兵庫県知事ら、背任容疑で兵庫県警に刑事告発 プロ野球優勝パレード“キックバック”疑惑(2024年10月10日)

斎藤元彦・兵庫県前知事らのパワーハラスメントなどに関した告発文書をめぐる問題で、斎藤前知事と片山安孝前副知事が、プロ野球優勝パレードへの協賛金集めのため、金融機関への補助金を増額して、プロ野球優勝パレードの協賛金にキックバックさせ、県に損害を与えたとして、市民団体などが9日、背任容疑で兵庫県警に告発状を提出した。

https://jocr.jp/raditopi/2024/10/10/596438/(出典:ラジオ関西)

野球優勝パレード疑惑の告発受理 兵庫県警、知事らへの背任容疑で(2025年1月22日)

2023年にあったプロ野球の優勝パレードで不適切な税金投入によって兵庫県に約3億円の損失を与えたとして、斎藤元彦知事と片山安孝・前副知事に対する背任容疑での告発状が21日、県警に受理された。県内の市民オンブズマンなどが昨年10月に提出していた。

https://www.asahi.com/articles/AST1P30W9T1PPIHB004M.html(出典:朝日新聞)

斎藤元彦知事を背任容疑で書類送検…阪神・オリ優勝パレードで金融機関への補助金増額(2025年6月13日)

2023年の阪神・オリックス優勝パレードの寄付金を集めるため、金融機関への補助金を増額して県に損害を与えたとして、背任容疑で告発されていた兵庫県の斎藤元彦知事と片山安孝前副知事について、県警は13日、同容疑で捜査書類を神戸地検に送付した。捜査関係者への取材でわかった。県警は処分意見を明らかにしていない。地検は刑事責任を追及するかどうかを慎重に判断する。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250613-OYT1T50229(出典:読売新聞)

第三者委員会は両者に関係は無かったと言っているが

本調査委員会としては、両者にはその関係は無かったのではないかと考えております。と言っているが、

10月18日から協賛金とクラウドファンディングの募集が始まったが低調

10月下旬から企業の協賛金の依頼を強化

11月14日に片山元副知事から「1億円では少ないんじゃないか、4億円程度で設計するように」と言う指示

11月14日、大阪府から兵庫県に「このままでは足りない。2千万円頑張ってくれ」と要請

11月17日には財政部の部長において3億7千5百万円の予算査定が行われました

11月17日の午後3時台の後半になり大阪府から兵庫県に「さらにあと2千万円頑張ってくれないか」と言うふうな話があった

11月21日に知事査定で4億円に上がった

11月21日に片山副知事がある信用金庫の理事長に「信用金庫全体で協力してくれないか」と言うふうな要請を行った

と言うのは、あまりにも時系列として揃い過ぎていて外から見れば明らかに不自然です。警察、検察の捜査でどのように評価されるかです。

知事の中で何か協賛金と言う形を経由させる形で県費を出したような感覚があるのでは(2025年9月3日)

関西テレビ鈴木さん:阪神タイガース。最速で明後日にも優勝するかもと言うことで言われておりますが、今日時点での優勝パレードに関する考え方を、改めてになりますが、お伺いしてよろしいでしょうか?

知事:阪神タイガースにおきましては、首位を独走していると言う状況で、マジックも日々減少していると言う状況です。阪神タイガースは兵庫県を代表するプロスポーツチームですので、その活躍は大変県民としても喜ばしいと思っています。是非このまま優勝に向けて歩みを進めて頂きたいと言う風には思っています。

パレードの実施については、先日の会見でお答えした通りですね、警備費用の高騰などを踏まえまして、パレードの開催については、慎重に検討する必要があると言う風には考えていますね。

関西テレビ鈴木さん:非常に、知事の今のご発言でなかなか不思議な感じかしたのがですね、一昨年のパレードの時と言うのは、基本的にはクラウドファンディングであるとか企業の協賛金であるとか、そう言ったところから警備費用や運営費用を捻出され県として税金を投入したのは、人件費。職員の人件費であったと理解しています。警備費の高騰と言うのが、県り支出とは全く関係の無いと思うんですが、そこを理由に挙げられるのは何か理由があるのでしょうか?

知事:2年前にパレードを実施させて頂きましたが、その後も様々な人件費であるとか、警備費用であるとか、資材価格の高騰などがございますので、そういった面を踏まえますと、先ほど申し上げた通り、パレードの開催については、慎重に検討する必要があると言う風に考えているというところです。

関西テレビ鈴木さん:警備費用であったりとか、資材価格の高騰であったりと言うのは、やっぱりその、いわゆる前回だったら、協賛金で賄っていた実行委員会の費用であって、県の出費はあまり関係ない。それだけ県の職員の人件費が上がっていると言うことが起こっているのかと言うと、そうでは無いと思うので、ちょっとそのあたりの理由が、不思議だなぁと思いました。やっぱり頭をもたげてしまうのは、警備費であったり、そういった運営費と言うものを、もしかしたら知事の中で何か協賛金と言う形を経由させる形で県費を出したような感覚がもしかしたらおありなのかな、と言うことする思ってしまうようなご発言かなと思ったのですが、その辺いかがですか?

知事:様々なご指摘やご意見は、記者さんの個人的なご意見としては承りますけども、私としては、先ほどらい述べさせて頂いてる通りですね。何れにしても、今後、阪神タイガースに於かれましては、引き続き、ペナントレースの優勝に向けて、しっかり、勝利を積み重ねて頂きたいと考えています。