斎藤信者が「偏向報道だ」と言うのなら──支持者こそ、県民との直接対話を斎藤知事に進言すべきでは?

NHK「関西熱視線」に対する批判と“偏向報道”論

11月28日にNHKで放送された「関西熱視線 兵庫 終わらない文書問題」。
放送後、SNS上では

「偏向報道だ!」
「立花氏の起訴に合わせた印象操作だ」
「ニュースも番組も偏向している」

といった声が多く上がっています。
とくに斎藤知事の支持者、いわゆる “斎藤信者” と呼ばれる層から同様の主張が多数投稿されています。

しかし——
もし本当に偏向報道だと思うのであれば、その状況を変える最も簡単で確実な方法があるはずです。

報道特集にも偏向報道との意見──ならば、なぜ斎藤知事は“直接対話”を避け続けるのか?

最近、TBS「報道特集」でも、兵庫県政を巡る問題が取り上げられた際、SNS上では

「偏向報道だ」
「印象操作だ」
「報道がアンチに加担している」

といった声が多数見られました。

TBS「報道特集」でも同様の反応が出ているということは――一部の支持者にとって、都合の悪い報道は全て“偏向”と片付けられている可能性があります。

しかし、ここで改めて考えるべき重要な点があります。

偏向報道を理由に怒る前に、なぜ「直接対話」を求めないのか?

県民が情報を得る手段は、基本的には
・報道
・会見
・SNS
などに限られます。

だからこそ、知事自らが県民に直接対話の機会を設ければ、偏向報道に左右されることなく、知事の考えや事実が正確に伝わります。

具体的には:

タウンミーティングの開催
公開討論会
質疑応答形式の県民説明会
オンライン対話イベント

これらを行えば、県民は知事の言葉を直接聞くことができます。
質問にもその場で回答できます。

これ以上の透明性はありません。

にもかかわらず、斎藤知事は県民との直接対話の場を一切設けていません。

斎藤信者こそ、斎藤知事との直接対話を求めるべきでは?

最近、SNS上で斎藤知事の支持者(いわゆる“斎藤信者”)から次のような投稿が見られます。

「斎藤さん本人に会ったこともなく、空気感も背景も知らず、紙や動画を見ただけで判断する薄っぺらい人間にならないようにしましょうね」

つまり彼らは、

「直接会って話せば批判は無くなる」

と本気で信じているようです。

それならなおさら、斎藤知事は県民との直接対話の場を開くべきではないでしょうか?

支持者が言う「直接会えばわかる」が真実なら、タウンミーティングは最大の武器

斎藤信者が主張する「直接会えば空気感で理解できる」「誤解が解ける」という理屈が正しいのなら、

・タウンミーティング

・公開討論会

・質疑応答つき県民説明会

・オンライン対話イベント

を開催すれば、一瞬で誤解が解け、批判も消えるはずです。

それどころか、県民の理解が深まり、支持者が増えて、選挙で大きな武器になります。

ならば、なぜ開催しないのでしょうか?

支持者が本当に斎藤知事を信頼しているなら、こう進言すべき

偏向報道を批判するだけでは、何も変わりません。

もし斎藤知事の支持者が本気で信じているのなら、そして、本当に知事が“適法・適正・適切”であると確信しているのなら——

「県民との直接対話の場を開いてください」と強く進言すべきです。

それこそが、知事を守り、県民の理解を得て、疑惑の拡大や県民の分断を解消する唯一の方法です。

逆に言えば、直接対話を避け続ける姿勢は

「説明できない事情があるのでは?」
「質問されると困るのでは?」

と疑念を深めるだけです。

斎藤知事は3年以内に必ず県民と向き合う時が来る。その時“気付いても遅い”

直接対話を避ける知事。しかし、逃げ続けられるのは長くても3年。

斎藤知事は、県民との直接対話の場

  • タウンミーティング
  • 公開討論会
  • 県民説明会
  • 質疑応答つきの対話イベント

などを、一度も開催していません。

しかし、昨年11月が知事選でした。
次の選挙は3年後です。

どれほど逃げ続けても、3年以内には必ず県民と向き合う時が来る。

そのとき、県民との認識のズレや怒り、疑問の大きさに気づいても、

もう遅い。

信頼は一度失われれば、選挙の時だけ取り繕っても戻りません。

県民が求めているのは「逃げ」ではなく「透明性」

・偏向報道のせい
・誹謗中傷のせい
・アンチのせい

——と責任を外へ向けても、現状は何も変わりません。

信頼を取り戻す方法はただひとつ。

堂々と県民の前で説明し、質問に答えること。

知事としての説明責任を果たす姿を県民は求めています。

支持者にこそ問われる姿勢

結論として、偏向報道を批判するだけの支持者は、知事のためにも県民のためにもなっていません。

本当に斎藤知事を支持するのであれば、

「県民との対話の場を設けてください」
「堂々と説明し、疑念を晴らしてください」

と進言すべきです。

直接対話を避け続ける限り、兵庫県政の不信と分断は終わらないでしょう。

最後に

県民を信じるのなら、逃げずに対話を。
民主主義を守るのなら、説明責任を。
偏向報道を本当に問題視するのなら、直接語れ。

偏向報道を批判するのなら、まず知事にこう進言すべきです。

「県民との直接対話の場を今すぐ開いてください。」

それができないなら、偏向報道ではなく、説明責任から逃げ続ける知事自身が問題 なのです。