斎藤知事に疑問を投げかける知識人

元県民局長PC暴露が「言ったとおり」と注目の奥山教授に聞く、斎藤元彦知事が「通報者を貶める理由」(2025年3月17日)

告発された側は告発の“内容に反論”するのではなく、“告発した人”を攻撃するのが常と分析。それは、海外でもよく見られる典型的なパターンだという。さらに、 《それはなぜか? 一つは痛いところを突かれたと感じ「バラしやがって!」と怒り、思わず感情をあらわにしてしまう、というもの。もう一つは、内部告発した人の評判や信用を貶めて告発の内容の信憑性を低めようとする狙いの意図的な攻撃。しかしそれだけが人格攻撃の理由ではありません。人格攻撃と漏洩非難の大きな狙いは内部告発の連鎖を止めることにある》

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbba52f38c7de07add1d70c97b35986bfd04d52f(出典:FRIDAY DIGITAL 上智大学 奥山俊宏教授)

「嘘八百は斎藤知事だった!往生際が悪い…辞めないと」橋下徹氏 第三者委報告書で知事“パワハラ認定” アドバイスするなら「やっぱり斎藤さんは謝らないと。あの人これまで一度も謝ってない」(2025年3月22日)

斎藤さんはずっと『(告発文について)事実無根だ。誹謗中傷文書だ。内部告発ではない』って言ってたのに、第三者委員会では『内部告発であった』となったわけです。嘘八百は斎藤さんの方だった。そして、この告発文書をつぶしにいってたんですよ!斎藤さんもこれ最悪だから…ちょっと往生際悪いよ、もう辞めなきゃ!

https://www.fnn.jp/articles/-/846584?display=full(出典:FNNプライムオンライン 橋本徹)

斎藤知事は指示否定…「もう自分がどう言ったとか、認める認めないの話じゃないだろう」法政大・白鳥教授が“食い違いの行方”を指摘  『情報漏洩』兵庫県議会は動くのか(2025年5月29日)

法政大学大学院の白鳥浩教授はまず、「告発文書の内容」と「告発者自身」とを切り離して考えるのが重要としました。仮に告発者の私的情報の中にモラルを疑わせるような内容があったとしても、「書いた人が(仮に)変な人だからといって、告発文書の内容が初めから議論に値しないというレッテルを貼るのは誤り」と述べました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a1c5c05212092b9c47bc5267c70055f17e8b346(出典:MBSNEWS・法政大学大学院 白鳥浩教授)

【兵庫・斎藤知事問題】組織の将来思った「公益通報者」を探し出し、貶め、打ちのめすトップにリーダーの資格あるか(2025年9月3日)

最後に「死をもって抗議する」と、召喚されていた「百条委員会」に提出する証拠、証言の音声データなどをすべて整えた末、自ら命を絶っていました。「最後に。人を大切にすること、義を通すこと、誠実であることを、一人の人間としてずっと心に持ち続けて欲しいです」「そして義を通そうとして挫けることがあっても、理不尽な現実の壁に跳ね返されても、諦めないでくださいね。『いつかきっと』と心に念じながら」と文章をかき終えて自ら死を選びました。この言葉と行為に対して、斎藤知事の贖罪や、慰霊の言葉さえ今もってありません。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/90354(出典:JBpress・木俣正剛 元「週刊文春」・月刊「文藝春秋」編集長)

記者クラブ外の質問者はクジ引きで決定。公務がないのに時間制限が続く斎藤元彦兵庫県知事の定例記者会見(2025年9月4日)

2024年11月27日以降、「予算編成などが多忙である」という理由で記者会見の時間を1時間前後に制限するようになった。

その理由について知事は、

「内外との会議や行事など公務がかなり立て込んできており、公務を入れるということが大事になってきていますので、これまでと同様の1時間程度ということで、私どもとしては今考えさせていただいております」

と答えている。

この期間に斎藤知事の定例会見は25回行われていた。

確かに1月8日、1月22日、3月19日、5月8日などは引き続き予定が入っており、時間の記入はなかったものの3月27日や6月17日にも会合の記載がある。

しかし、残りの17回については会見のあと公務の予定が記されていない。

知事は「公務を入れることが大事」と言っていたが、実際には入っていなかったのである。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7f02ff60eed8dd8bfad14bf592363791c98bd35a(出典:Yahoo!ニュース 赤澤竜也)

主な指摘・批判されている行動(報道・議会質疑などより)

パワハラ認定への対応

第三者委員会がパワハラと認定した件について、自らは「処分なし」と判断。

一方で職員には懲戒処分を適用しているため、「部下に厳しく、自分に甘い」との批判がある。

「嘘八百、公務員失格」発言(2024年3月会見)

告発文書を「怪文書」と断じ、職員に対して強い言葉を用いたことが、組織内外から不信を招いた。

この発言をきっかけに問題が拡大したと報道されている。

第三者委員会への姿勢

委員会の報告を「公平・中立」としつつも、県の対応には不備があったことを十分に認めない態度。

「税金を使って設置した委員会の結論を軽視している」と批判される。

公務優先順位の判断

2024年8月15日の全国戦没者追悼式を欠席し、代理を出席させ、自身は甲子園に行ったことが物議を醸した。

「知事として公務の優先順位を誤ったのでは」との声がある。

利害関係が指摘される弁護士への依頼

県の保証協会の顧問弁護士に対応を任せたことで、「利害関係者を起用した」と批判を受けた。

「不適切」と受け止められる理由

ダブルスタンダード:職員には厳格な処分、自分には寛大な処遇。

説明責任の不足:県民・議会への納得感ある説明を避けているように見える。

問題の矮小化:公益通報や組織の不祥事を「怪文書」扱いし、正面から向き合わない。

優先順位の誤認:県民から見て「大事な公務より自分の都合を優先した」と映る行為。