どうした⁉兵庫県庁の職員たち|情報漏えいが相次ぐ異常事態と“危機感ゼロ”の県政
目次
どうした⁉︎兵庫県の職員
9月末からわずか1か月で、情報漏えい・SNSアカウントの不正操作・メールの誤送信が相次いで発生しています。
しかも、はばタンPay+の情報漏洩は、県民生活や信頼に直結する、医療情報やマイナンバー関連など極めて重要なデータです。
本来であれば、原因究明と再発防止策を迅速かつ精密に報告すべき局面。
しかし、残念ながら今の兵庫県政からは「危機感」も「やる気」も感じられません。
根本的な問題は「統治機能の麻痺」
短期間でこれほど多くのトラブルが集中するのは、単なる偶然ではありません。
背景には、組織全体を統括するマネジメント機能が崩壊している現実があります。
- 危機対応文化の欠如
ミス発生後の報告や共有が遅く、再発防止の動きが見えない。
トップが「危機対応モード」に切り替わらなければ、現場は動きません。 - 知事発信の軽さ
情報漏えいよりも自撮り遠足写真を優先するようなSNS発信が続き、
職員に「どうせ責任を取らない」という諦めが広がっています。 - 説明責任の放棄
公表や記者会見での説明が後手に回り、「まず隠そう」という体質が根づいてしまっている印象です。
職員の士気は“限界状態”か
不祥事 → 現場叱責 → 改善策なし → 新たなミス → 士気低下
この悪循環が完全に定着しています。
「努力しても報われない」「県政がPRばかりで中身がない」そんな空気が蔓延すれば、優秀な人材ほど離れていくのは時間の問題です。
いま必要なのは“本気の見直し”
第三者を交えた情報管理体制の総点検
内部通報制度の再構築と通報者の保護
県民への透明な報告と説明
トップによる明確な謝罪と行動計画の提示
トップが尊敬される人なら、問題が発生しても、職員から自発的に改善策が出る
人は、尊敬できるリーダーの下では尊敬できるリーダーの下では、組織を積極的に良くしようと動きますが、全く尊敬できない、軽蔑するようなリーダーの下では、士気が低下して、組織の改善に取り組む意思を失います。
指示されたことを最小限しか行わなくなり、ミスや問題が起きても「あのリーダーなら起きるよな」と諦めの境地になります。
遵法意識の低い知事を既に職員が見放している
公益通報者保護法違反、背任、公職選挙法違反、情報漏洩の教唆など、様々な不法行為やパワハラに対する自身の処分は無しなど、遵法意識の欠片も無い知事に県職員が見放している状態で、知事のために頑張ろうと言う気持ちが全く無くなっていて、知事と職員の信頼関係が崩壊しているように思われます。
尊敬されるリーダーが持つ3つの要素
誠実な説明と責任の取り方
「自分にも落ち度がある」と率直に認める姿勢が、信頼を生みます。
信頼があれば、部下は「自分も誠実に向き合おう」と思える。
現場を理解し、功績を共有する姿勢
上司が自分の手柄にせず、現場の努力を評価するだけで、職員は「この人のために頑張りたい」と自然に動きます。
耳の痛い意見を歓迎する度量
組織が健全であるためには、批判を封じないこと。
意見を封じるトップのもとでは、失敗が隠され、同じ過ちが繰り返されます。
一方で「恐怖政治型リーダー」の組織では…
職員は「叱責されないようにする」ことが目的化
ミスは隠蔽、報告は先延ばし
結果、問題が深刻化し、トップが「なぜ誰も言わなかった」と怒る——この悪循環が続きます。
まとめ
もはや単発のミスではなく、統治の危機。
組織の信頼は、一度失えば簡単には戻らない。
だからこそ、県民と職員の双方に「本気」が伝わる行動が求められています。
尊敬されるリーダーとは、単に「カリスマがある人」ではなく、誠実さと一貫性、そして部下を信じる覚悟を持った人です。
この信頼の循環こそが、危機を乗り越え、行政の信頼を再生させる唯一の道です。
斎藤知事のこれまでの言動からすると、斎藤知事が心を入れ替えて、尊敬されるリーダーに生まれ変わることは期待できないと思います。
ここまで、組織が劣化していると、もう知事の交代しか改善の道は無いと感じます。






